ボクの「うちの子記念日」の物語

11月20日は、ボクの「うちの子記念日」だったよ。

  1. このうちの子になったあの日
  2. 新しいうちへ!
  3. ここは、ボクのうち
  4. 【Ogenko Cat】English version available

このうちの子になったあの日

あの日のこと、ボクはちゃんと覚えてる。

知らないおうちに連れてこられて、知らない匂い、知らない音、知らない人。ボクたち猫は「いつもと違うこと」に弱いんだ。ボクはずっとドキドキしてた。

来たばかりのトラきち

それまでのことを話すと長くなるけど…ボクは2歳のとき、公園にひとりぼっちで置いていかれた。ここにボクはいるって知らせるために、一生懸命泣いたよ。そんなボクをやさしいおばさんが見つけてくれて、その人のお家に連れて行ってくれたんだ。でも、そこはわんちゃんや猫さんがいて、ボクはうまくなじめなかった。そのおばさんは「別のおばさん」に相談して、ボクは動物病院に預けられることになった。病院では、ケージは狭くてキライだったけど、お医者さんや看護師のお姉さんがいて優しくしてくれたよ。でも、ボクはもう子猫じゃない。だから、なかなか次のお家が見つからなくていつの間にか半年が経ってしまった。

パパとママに初めて会ったのはそんな時だった。いつものようにケージの中で一人で退屈していたら、看護師のお姉さんが扉を開けてボクを抱っこして、診察室に連れて行った。そこには、パパとママがいてボクを抱っこした。ボクの短いしっぽのことを褒めてくれた。なんかすごい緊張したよ。

新しいうちへ!

その次の次の日、あの「別のおばさん」がやってきて、ボクをキャリーに入れたんだ。病院を出ることになったらしい。看護師のお姉さんたちが、「すぐる(ボクの病院での名前)幸せになるんだぞー。もう戻ってくるなよー。」って、手を振ってくれた。

キャリーは車に乗ったようだった。そしてキャリーが開いた。病院とは違うニオイがした。ボクは、まるで知らない星に降り立った宇宙飛行士みたいに、そろりと第一歩を踏み出した。それから、ニオイを嗅いで机の下に隠れたんだ。

落ち着かないでいたら、パパが隠れる場所を作ってくれた。ママがごはんを置いてくれた。そして二人とも静かにボクをほっておいてくれた。でもね、知らんふりをしているだけでボクのことをチラチラみているのをボクはわかっていたよ。

今ではうちの中をしっかり点検してくれている

ここは、ボクのうち

それから、ボクは忙しかった。隠れ場所で安心したり、そこから見える場所の確認をしたり。キャットタワーの全階の調査、爪研ぎの場所とその状態の確認、お兄ちゃんとお姉ちゃんの写真を眺めたり。特に夜、2人が寝静まった後に着々と確認を進めたよ。

1週間くらい経ったころ、ボクはパパに抱っこされて、ママにマッサージをしてもらって安心して、この家でいつの間にか快適に過ごしていた。

そして、ふと、まるでこの家に前からいたみたいになってることに気づいたんだ。

あれから7年が経ってボクは10歳になった。このうちのリーダーとして頑張っているよ。

ボクのことを詳しく記事にしてもらったことがあるの。興味があったら、見てみてね。

■公園に捨てられ、やむなく託された動物病院で半年のケージ生活 先代猫と同じ“短いしっぽ”を持つ猫に、飼い主が感じた運命とは

https://maidonanews.jp/article/15606362

【Ogenko Cat】English version available

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