懐かしい気持ちになるキャリーが現れた。
気になるキャリー
ある日、ママがが押し入れから懐かしいキャリーを取り出したんだ。ミミっていうお姉ちゃんのベージュと白のしましまのキャリー。ぼくは初めて見た
はずなのに、なんだかすぐに近づいて、くんくん…とっても気になった。
「ここ、知ってる気がする」って気持ちになった。まずは、前足だけ入れてみた。でも後ろ足まで入れるべきかちょっと迷った。だって、これは小さいしすっぽり入ることがなんだかためらわれたんだ。でも、ふんわりといい匂いがして、ボクの色にそっくりなベージュと白のしましまは、ぼくのお気に入りになりそうって思った。風が窓から入ってきて、キャリーの中の空気が動いたとき、誰かいるような気配した。
ボクはミミお姉ちゃんに会ったことがない。でも、キャリーの中には、お姉ちゃんの匂いや思い出がまだ少し残っているのかもしれない。ボクたち猫って、静かに、でも確かに、時間を越えて繋がってるんだと思う。
ミミの思い出
ミミお姉ちゃんがママのところに来たのは、1994年の10月15日だった。そう言えば、もうすぐ10月15日だね。

お姉ちゃんは、7匹兄弟の末っ子で同じサバトラの兄弟がたくさんいたんだ。お母さんの名前はキャンディ、もちろんお姉ちゃんそっくりのサバトラだった。兄弟の中で一番小さかったお姉ちゃんは、ママのところに来た初めての夜は独りぼっちになって寂しくていっぱい鳴いたんだ。だから、一緒にお布団に入って新しいママとくっついて眠ったんだって。
ボクの秘密基地
それから、キャリーはボクの「秘密基地」になった。ミミの思い出と、ボクの新しい日常が、そっと重なってる。
でもね、このキャリーは少し小さくて、チャイお兄ちゃんは入らなかったよ。チャイお兄ちゃんはミミお姉ちゃんと5年間一緒に暮らせたんだ。
ボクは2人に会ったことがない。

このキャリーはボクにもちょっときついみたいだけど、ここにいると落ち着く気がする。

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