雷、落ちた！ボクの安全確保大作戦

こないだ雷が落ちて、とっても怖かった。

聞いたことのない大きな音

先週のことだよ。その日は、なんだか空がざわざわしてた。雲が低くて、空気がピリピリしてて、でも雨は降ってない。なんだか変な感じだったんだ。

そしたら――突然、ドンッ！！！ものすごい音がして、ボクのしっぽが勝手にふくらんだ。心臓がバクバクして、体がびくって震えた。音の正体は、どうやら裏の道路の街灯に雷が落ちたらしい。そんな近くに！？ボクの家のすぐそばじゃないか！

ボクはすぐに窓から離れて、部屋のいちばん遠い角までダッシュ。安全第一だよね。そこからじーっと様子をうかがってた。耳はぴくぴく、目はきょろきょろ。何かまた起こるんじゃないかって、気が気じゃなかった。

頭の中は「どうしよう」「また来たらどうする？」ってぐるぐるしてて、落ち着こうとしても体が言うことを聞かなかったよ。

ごはんの時間になっても、ボクは完全には気を抜けなかった。食べながらも、何度も振り向いて確認。「今の音は何？」「また来る？」って。結局、3時間くらいずっと落ち着かなくて、ようやく少しずつ安心してきたんだ。

ボクたちは猫のほとんどは大きな音が苦手。雷なんて、もうほんとに勘弁してほしい。でも、ちゃんと避難できたし、ボクってやっぱり賢いと思うんだよね。怖かったけど、ちゃんと自分を守れたことにちょっと誇らしい気持ちもあるんだ。

次の日も、なんだか耳が敏感になってて、ちょっとした物音にもびくってしちゃった。雷の音の記憶が頭に残ってて、「また来るかも」って思うと、つい警戒しちゃうんだ。

でもね、次の日にあのハトの家族がやってきたんだ。空のことをよく知っているハトの家族が飛び回っているってことはきっと今日は雷は来ないと思う。ボクは少し安心したんだ。

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