最近は、天気予報などで不快指数と言う単語を聞かなくなった様な気がします。チョット気になったので調べてみました。
おはようキャットでは、不快指数の値そのものは表示していませんが、内部的に計算して挨拶文の表示に利用しています。
不快指数とは
不快指数は、気温と湿度から「蒸し暑さ」や「不快感」の度合いを数値化した指標です。特に湿度が高くなると汗の蒸発が妨げられ、体温調節が難しくなることで、蒸し暑く感じやすくなります。不快指数の計算式は次の様なものです。
不快指数 = 0.81 × 気温(℃) + 0.01 × 湿度(%) × (0.99 × 気温 – 14.3) + 46.3
| 不快指数 | 体感の目安 |
|---|---|
| ~55 | 寒い -> 寒いにゃ |
| 55〜60 | 肌寒い -> ちょっと寒いにゃ |
| 60〜65 | 何も感じない -> メッセージ無し |
| 65〜70 | 快い -> メッセージ無し |
| 70〜75 | 暑くない -> 暑くはないかにゃ |
| 75〜80 | やや暑い -> ちょっと暑いかにゃ |
| 80〜85 | 暑くて汗が出る -> 暑いにゃ |
| 85〜 | 暑くてたまらない -> とても暑いにゃ |
暑さ指数(WBGT)?
暑さ指数(WBGT)が国際規格化され、環境省も熱中症予防の指標として採用したため、不快指数はあまり使われなくなったそうです。暑さ指数は、より精密で熱中症対策に適した指標の様です。計算式は次の様なものです。
屋外(直射日光あり)
WBGT = 0.7 × 湿球温度(Tw) + 0.2 × 黒球温度(Tg) + 0.1 × 乾球温度(Ta)
屋内(直射日光なし)
WBGT = 0.7 × 湿球温度(Tw) + 0.3 × 黒球温度(Tg)
湿球温度(湿度を反映)、黒球温度(輻射熱を反映)、乾球温度(気温)という3つの要素を取り入れており、より現実的な人体への熱ストレス評価が可能で、WBGTが28℃以上になると「厳重警戒」、31℃以上では「危険」とされるケースが多いそうです。
不快指数と暑さ指数の比較
2つの計算方法の比較結果は次の様になります。
| 指標名 | 目的・用途 | 計算に使う要素 | 特徴・メリット | 注意点・制限点 |
|---|---|---|---|---|
| 不快指数(DI) | 蒸し暑さの感じやすさを示す指標 | 気温、湿度 | 計算が簡易で、快適性の目安になりやすい | 風・日射など考慮されず体感ズレあり |
| WBGT(暑さ指数) | 熱中症リスク評価を目的とした総合指標 | 湿球温度、黒球温度、乾球温度 | 熱環境を多面的に評価でき、安全性判断に有効 | 機器・計測が必要で計算が複雑 |
おはようキャットでの対応は?
残念ですが、おはようキャットが利用している天気情報APIは、WeatherAPI.comと言うもので、こちらではWBGTの値は提供されていません。なので、対応する事は出来ないです。
また、ChatGPTによると、気温、湿度、風速、全天日射、大気圧、地表アルベドなどの値があれば、WBGTの推定値を計算出来るとの事ですが、WeatherAPI.comでは、気温、湿度、大気圧位しか値を取得出来ません。
今回は、以上です。WBGTの値の特徴に「熱環境を多面的に評価でき、安全性判断に有効」とありますが、おはようキャットで安全性の判断をするのはチョット無理がありますよね。

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